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第2053冊 阿部一族 森鴎外 [読後感 + 一首]

2017年5月21日(日)
たしか前冊の「ノルウエイの森」に出てきたと思う。以前は鴎外もほとんど読んだのだがすっかり忘れてしまった。これは図書館から借りてきたものだが、この程度の本なら5年ほど前にはうちの中に日本文学全集があり50冊かそれ以上の本だあった。しかし改築に当たって廃棄した。
*日本の文学全集懐かしい今では読めない作歌もいたなあ
*漱石や鴎外いつまでも残って欲しい文学全集
 さて阿部一族だが、主人が亡くなると家来が殉死するという昔の武士の家のしきたりがテーマで、後に禁止された制度である。阿部一族の勤めていた城主が亡くなる時に阿部氏の殉死が許されなかったので恥と思い自殺した。その後を追って家族が反乱のようなものを起こし一族が絶滅したという悲しい話である。阿部氏はかなり上位の役職であり当然殉死が許されると思っていたが、何故か「うん」とは言わなかったのがそもそも不幸の始まりであった。
この話の時には17人の武士が殉死しているらしいが、勿体ない話である。もっともこの勿体ないという理由から禁止されたらしい。いずれにしても古いしきたりのように思う。明治天皇が亡くなった時の乃木希典夫婦の殉死は有名だし、昭和天皇の時も何人かが亡くなっている。
*殉死などいくらなんでも古臭いこんな仕来たりが有ったとは
*古代にも有ったという殉死不思議な世界習慣だ
*世界的にもあるという殉死なれどさすがに今は殆どない
 心情的には分からないでもない。「この人がなくなっては私は生きて行けない」という気持ちは今も誰もが持つ心だが、しばらくたつと落ち着いてくる。

第2051冊 レキシントンの幽霊(村上春樹) [読後感 + 一首]

2017年4月14日(金)
3日ほど前に、いや月曜日に金沢へ行ったときに買うたものだから5日目だ、それはともかく薄い200ページほどの文庫本で短編小説が5つほど載っていた。やっと読みあがったのだが、ほとんどどんなストーリだったかはもちろん、その小説の題名すら覚えていないほど記憶力減退が進んでいる。昨日最後に詠んだ「7番目の男」と「めくらやなぎと、眠る女」は微かに覚えている。もう一回全編の小説の題名をなぞってみると、「レキシントンの幽霊」は薄っすらと覚えている、只留守番を頼まれた家での何人かのパーティーについて、主人から何も言われていないし、主人が帰ってから一言も報告しないというのが分からなかった。全く変な話である。「緑色の獣」「氷男」「トニー滝谷」に至ってはすっかり忘れてしまって、今更調べようという気にもならない。ただ「沈黙」という小説はなんとなくうろ覚えであるがもう一回読めば思い出すだろう。印象に残ったのは「7番目の男」である。最初題名を見ただけでは女の男性遍歴の話かと思って読みだしたが、全く違っていた。面白かった。今回村上の小説を読むにあたって、第2047冊の中に出てくる、話のリズム、言葉のリズムというものに若干気を使ったが、すらすら読めるというのは多分リズムが良いのだろう。

いい正月だった [読後感 + 一首]

2017年1月2日(月)1時
矢張り正月は雪がないとその気にならないが・・・・
*雪のない お正月は らしくない 薄っすらとでも 雪があった方が
*初詣にも行かずテレビの半日だったに・・
*去年 暮れから読みだした本の子や孫を詠みだした

丹羽文雄の「親鸞」を読んでいたら「西行」のことが出てきたので、棚を探したら安田章生の書いた西行の本が出てきたので見ると歌人だとのこと。中身は殆ど西行の短歌の事らしいので並行して読みだ出した。それより先、法句経が何故日本でいや中国で流行らなかったのかを考えてみると、それが坊主中心の教訓がほとんどだからだということが分かった。

第2038冊 弥勒世(馳星周) [読後感 + 一首]

2016年5月1日(日)
 久しぶりである。
*読書する 根気がなくて すぐやめる 漸く上がった 1200ページ本
 ほぼ半月掛かって合計1200ページの小説を読み上げた。そして如何に自分が沖縄について知らなかったかを知った。そして図書館へ行ったのだが・・・・・これはまた次回ぐらいに。
 物語の詳細は書かず、気の付いた事だけを書く。
 そもそもこの本を読みだしたのは、図書館で何が小説はないかなあと思って開架図書を見ていたらこの人の本が何冊か並んでいた。偶然取り出したのがこの本だったのだ・・・・
 話の半分はフィクションとしても沖縄の現実を知った、というより知らなかった!という感じがした。江戸時代は琉球として独立国だったが薩摩に蹂躙され、維新後は日本に、戦後はアメリカにそして今は日本に帰属しているわけだが。沖縄県の10%が米軍基地だと言うから驚く、なるほど調べてみると真っ赤になるほどあっちこっちにある。まずこれが最初の驚きだった。今の知事の翁長 雄志氏がああまで飛行場移転を反対し本土へ移転しろと言うのも分かる。また若干歴史を調べてみると先に書いた琉球、薩摩・・・という歴史ももっと調べてみる必要がある。学生時代だったか大江健三郎の「沖縄ノート」を買って持っていたが読まずに終わった、今探してもない。(ところが今調べてみるととんでもない本であることが分かった)
 さて沖縄についての思い出で、学生時代に長野県南小谷村の学生村で一緒に沖縄出身の屋富祖(やふそ)さんという方と一か月過ごしたことがある、氏は名古屋大学の医学部在籍でまじめな方だった。また新婚旅行も沖縄、沖永良部島だった。
 この本の内容は最後の方へ来ると、3文小説というか、読むのがあほらしくなってやめようかと放り出した。要するに琉球共和国とか何とか云って殺人を繰り返すのだが・・・・また愛子さんとかいう高校生仁美というともに美人だそうだがともに惨殺、自殺でなくなっている。米軍の基地から拳銃、機関銃、バズーカ砲などをだましとり、隠し持つというのも程度が低すぎる。そもそも何人か殺しているのに捕まらないというのがおかしい。
 復帰後は少しは良くなったのかもしれないが、復帰前は米人と現地沖縄人との人権は全く問題外でどれだけ米人が悪くても無罪。それと飲屋街というか盛り場の盛んなことは想像を絶するものだったらしい。私は新婚旅行のときはそんな街へ出なかったから分からないが、今でも怖いという感じはする。
 

第2033冊 沈まぬ太陽(1,2)山崎豊子 [読後感 + 一首]

2016年1月12日(火)
 久しぶりの読後感である。確かにこれといった本を読んでないことは事実である。これも年なのだろうか。
*3か月読書をせずにいたのかなあそんなはずないと思うがやはり
*歌集だの実用書では読書とは言えぬと思うが仕方なしかな
 
それはさておき、表題の山崎豊子の「沈まぬ太陽」だが古いと言えば古いテーマだが、面白かった。まだ3巻あるのだが第一部アフリカ篇で一区切りなので載せる。
 こんな仕打ちというのはあるのだろうか、話半分にしても実際これに近い話はあったのだろうか?と疑問に思った。発行が1999年だが、舞台になったのは1960年台だおよそ40年前の話である。舞台となったパキスタン(カラチ)、イラン(テヘラン)、ケニヤ(ナイロビ)というのは実際足を運んで取材したものと思う。今までだったら地図を広げて「ふむふむここか・・」と言いながら読んだろうがもうそんな面倒なことはできない。現在も労使紛争というのはあるのだろうが、これほどまでではないだろうと思う。
 

第1018冊 坂本朝子歌集 [読後感 + 一首]

2015年8月9日(日)
 歌集よりさきにツエーゲンが又も敗けた。ついに6位である。昨日(8日)試合だとは知らなかったが娘から電話があった。 でも負けた、なぜかっていえば分からないが、勝てる気がしなかった。なぜ今まで勝ってきたかということが他のチームにわかってきたのだと思う。要するに弱点が分かってきたのだ、監督だの選手にそこが分からないのだと思う。いや分かっていても、勝つのは大変だ。私にすらあれで勝てるの??と思っていたのだから・・・・・大体目標を当初J2残留に置いておきながら負けがこして来たらJ1昇格に置くなんて言う監督の心が分からない。
*ツエーゲンこれがホントの姿だよ初め良かったのは相手が知らなかったからだ
*J1の登ろうなんて思い上がりしっかり地に足を点けJ2に座れ

 歌集だが木曜日の定例歌会で講師の先生が歌集を出したからと言ってみんなに暮れた。この種の先生は誰も出すらしい。赤字だろうが・・・・・この先生は花鳥風月でも花に関する歌が多いことは夙に有名な先生だが、確かに多かったつけあげてみると107種類の花が詠われている。合計歌数が359首だが、ダブっている花もあるので三分の一である。桜とかもみじが少なかったのがよかった。楠、樟が三首と一番多かったがほとんどは一首である。一つ一つの花の写真を贈って上げようかと思ったが内の庭の花とあまり一致してなかったのでちょっと考えている。もともと私は花鳥風月なんて歌うのは・・・?と思っている、俵万智は「ハッと」思ったことを詠えと言っている。もちろん花や鳥、風や月でもハッと思うことはあるが、*茴香のはな煙るがに咲く道は水無月の午後を人影もなし まず茴香(ういきょう)という字が読めなかったこともあるが、どんな花で、どんなところに咲くのだろうということを知らなかった。この歌のどこがハッとしたのだろうと思ってしまう。「いや私はそんなハッとしなくても歌を作りますと言われれば「ああ、そうですか」というよりない。それより面白かったのは、*子のくれしお菓子の名前アカサタナハマヤラワッフル思い出したり だった。

第1014冊 TREE(C.W.ニコル) [読後感 + 一首]

2015年7月31日(金)
  久しぶりに気の強い、思っていることを言える人の本を読んだ。先の「勇魚」の著者なのだが、日本での苦労、イライラが伝わってきた。私もかつては(15年ほど前か)真剣に南アルプスの林道建設だとか白山のスーパー林道などに反対し怒りをぶっつけたものだ。しかし今は「そうか・・・」と思い黙ってしまったいる。今でも林野庁というのか営林署というのは好き放題をやっているのだろう。さすがに当時(1989年代)屋久島にケーブルカーを走らせるという計画は中止されたが(?)、つくづく自分も一般日本人と同じように体制に流されているなあと思った。 著者は何か国かで環境保護の関係の仕事をしているので、日本の事しか知らない日本の学者の本とは違うという気がした。日本でも知床から沖縄まで知り尽くし、先の「勇魚」での主題鯨取にだとかイヌイットのアザラシ捕獲についても面白い意見を述べている。グリーンピースの行動も是認していたがこれもおかしいと思わされた。
ともかく黒姫の彼の森を一度訪ねてみたいと思った。と同時に同じく借りてきた「FOREST」という本を急いで読んでみたいと思った次第である。
 この本の一部をメモしたので紹介しよう。

1.ウエールズの一画に日本の木々が植えられるということを聞いて、感動するどころか愚弄する人がいる。醜い心を持った人々というのは一種特別な匂いというものを体から発散させている。

2.黒姫の近くで、樹齢400年かあるいはもっと古い巨木に出会った。ブナ、ミズナラ、トチノキはもうない、切り倒されてしまったのだ。
「でも、沢山木が植わっているじゃないですか」学校教育を受け、洗脳された人が言うことは決まっている。では言おう、「君たちはこの日本の森には調査はおろか、まだ本格的に同定されていない昆虫だとかキノコ、植物の類、地衣類、苔、その他無数の生き物が生きていることを知っているのか。自然界の驚異に満ちたこの国は今その宝物をすべて金に、そしてろくでもないものに変えてしまおうとしているのだ。

3.『困難があったら立ち向かえ、いつも心に歌を忘れるな』ニコルさんに祖父が送った言葉。



第1014冊 茂吉晩年*北杜夫 [読後感 + 一首]

2015年3月18日(水)
  これは以前(といっても2、3年だが)読んでこれに載せたと思っているが・・・・はっきりしない。たまたま図書館で目についたのと「つきかげ」をどのように評価しているかを知りたかったからだ。その目的は余り達成できなかったが、壮絶な死というか見事な死にちょっと感動した。すごい人だなあと思ったのである。
 氏が文化勲章を受賞したのが意識が朦朧として尿意が近く陛下の前へ出るのが怖いと思ってたらしいが15分の予定が30分にも及んだという、らしいなあと思わせる。でもこれは門下生が何とかして先生を喜ばせたいとの思いからだが、誰も反対する人がいなかったのもとうぜんといえば当然である。
  「つきかげ」については、善悪両方の評価があるようだが、私は悪の方をとりたい。
*税務署へ届けに行かむ道すがら馬に逢ひたりああ馬のかほ
*欠伸すれば傍にゐる孫真似す欠伸といふは善なりや悪か
 これが文化勲章を貰った人の歌かと疑いたくなる。こういう文化勲章は一つの作品とか一つの歌集に対して与えられるものではない。全人格というか全作品が選考の対象である。映画のアカデミー賞とは違うのである。
 「赤光」が非常に高い評価を得ている。今一ど開いてみると花鳥風月を歌ったものなんてほとんどないことが分かった。しかし・・
*秋のかぜ吹きてゐたれば遠かたの薄のなかに曼珠沙華赤し  というのもある。
 
これらは別として、自分ももっと一生懸命やれば何とかなりそうだという感触を得た。最後の方で弟子3人があつまって何かをするとき最後まで努力をしなくてはいけないという趣旨のことが載っていた。
*あきらめず努力を途中で止めにせず頑張っておればなんとかなるんぞ

第830話(99/11/20)――読者から――P109/3 150318
「親父がトルコ人でお袋がユダヤ人だとすると国籍はどこになるかね?」
「まあ・・自然の成り行きからするとユダヤ人だな。」
<訳者独り言>
最後は Натуральный еврей.を上のように訳したが、全体からしてどのような深い意味があるか分かっていない。

第1016冊 夜の声(井上靖) [読後感 + 一首]

2015年3月11日(水)
ちょっとした厚さ小説であるが昨日から一気に読みあがった。それだけ面白かったと言える。話は童話めいたところがあるが、私は土地土地の万葉の歌が出てくるのがよかった。京都や奈良が舞台ではないので東歌というのかそういうのやら大伴家持、西へ行って琵琶湖の湖畔の塩津などの歌である。こういうところからも作者の知識の豊富さを物語るものである。たまたま、今月中に北近江の観音様を鉄人と一緒に行くことになっているが観音めぐりもいいが万葉めぐりもいいと思っている。前冊と同じ舞台ということは一緒に取材したのだろう。
 話は交通事故で頭を打ち、自動車を筆頭に近代文明に異常な嫌悪感を持つ精神に異常をきたすアマチュア万葉研究者が主人公である。孫娘(2.5歳)を連れ出し、上野公園のベンチで知り合った若い女の子と一緒に旅に出るというわけなのだが・・・・
*北近江観音様か万葉かどっちでもいいが両方もいい
*本当は「化石」という小説読むつもりいつの間にやら「夜の声」に

第838話(99/11/28)――読者から――P112/3 20150315
「君はどうしてこんなに遅い時間に街をうろついてるんだい?」
「俺には家へ帰れない訳が有るんだよ。ねえ、聞いて。うちの家内に良い奴がいるんだよ、そいつと来たらいつも馬鹿げた話で、家内と離れないんだよ。」
<訳者独り言>
可愛い旦那ではないか?

第1015冊 星と祭(井上靖) [読後感 + 一首]

2015年3月7日(土)
 それまで読んでいた花村萬月の王国記に嫌気がさして読み始めたものだが、良かった、という印象である。
一つは北近江の観音様が出てきたこと、これは今まで5回ほど家内と一緒に拝んできたところで、最後は3年ほど前になろうか。渡岸寺、石道寺、鶏足寺、医王寺など何度か訪れたことのあるお寺の名前が出てきた。石道寺の観音様が十一面観音だとは・・・もっとも渡岸寺云々もすべて十一面だったのだ。
*懐かしき石道寺の観音の名が出て思わず家内に伝える
 以下、メモをそのまま書く。
〇何故か唐突にエベレスト・トレッキングが出てくる、それはそれなりに意味はあるのだろうが、なんとなくしっくりこなかった。もっとも、琵琶湖の事件関係者だけでは面白くないのかもしれないが・・・ 
〇話に全く奥方が出てこないのが異常だった。主人公の架山の現在の奥さんは後妻で「みはる」という第二の主人公は前妻の子で離婚した母の里の京都で一緒に住んでいる。
〇みはるをああも思い続けるものなのかという印象がある、自分にはそんな経験もないので何も言えないが
〇関係者三人が共に十一面観音に惹かれるというのはちょっと?という感じである。
〇大三浦氏が四十数か所もある観音様にたくさんの秘仏があるということだが、今は、例えば石道寺のように常時開いているのが普通のように思うのでちょっと異常の気がした。
〇信長が焼いたという寺がいくつか出てきたが、そもそも何のために火をつけたのか疑問に思った。その戦争から免れるために湖の中だとか土に埋めたとかいうことだが「ええっホント?」という気がした。もっともこれは有名な話で今までも聞いたことはあるが。
〇医王寺とか他にも「当時は大きな伽藍だったが、今は無住です、地域の有志が守っています」というのが多かったように思う。あのアンコールワットの寺が木で覆われていたのと大きな違いである。
〇遭難の様子がなんとなく不自然な気がした。ひょっとしたら男が石でももってみはると体を縛って無理心中をしたのではないかと思った。というのはもはるの持ち物がボートに残り、船が転覆したというのであれば・・・・
〇琵琶湖に年に四十~五十人の被害者が出るということにびっくりした。
〇主人公は大きな(?)会社の社長ということもあり米原から長浜までとか琵琶湖をぐるっと回るのをタクシーでやるとか、京都でのエベレストトレッキングの打ち合わせの会場費用を全部払うなんて言うことをやる、私にはとても考えられないことである。しかし、二十日間も留守にしてよいのだろうか・・・・
*近じかにかの鉄人と石道寺渡岸寺を訪れてみたいと思いしが・・

第836話(99/11/26)――読者から――P44/3 20150307
「パパ。新聞に時々文字の書いてない漫画が載ってるのって何故?」
「それはな、ボク。字を読めない人でも時々笑って欲しいからさ。」
<訳者独り言>
コンピューターに向かうと必ずやるのがフリーセル。長くなると2時間ほどやってることがある。これが最後だこれが最後だと思いながら・・・・酒好きが酒を飲むようなもので終わることを知らない。子供のテレビゲームの気持ちがよく分かる。

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